研究課題/領域番号 |
18K03015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
大江 朋子 帝京大学, 文学部, 教授 (30422372)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社会的認知 / 温度 / 攻撃 / 怒り / 社会的行動 / 顔表情 / バーチャルリアリティ / 援助 / 身体性 / 内集団 / 外集団 / 環境温度 / 身体温度 / 表情認知 / 自己 / 他者 / 身体 / 温かさ / エンボディメント / 攻撃行動 / 対人的温かさ |
研究成果の概要 |
環境温度が関わる社会的認知基盤とそこから社会的な判断や行動が生起する過程を解明するために,5つの実験室実験を行った。環境温度や皮膚表面温度が高い状態は,おおよそ自分と対人的温かさの関連づけを促進し,攻撃性の概念の抑制,顔表情からの怒りの知覚の抑制,生体ストレス反応の緩和につながる可能性がある。ただし,外気温,身体周囲の気温,皮膚表面温度,これらの温度の変化は,それぞれ異なる効果を有する可能性も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外気温や室温などの環境温度は人の認知や行動に影響を与えるとされ,これまで攻撃行動と対人的温かさの二つの研究文脈において検討されてきた。本研究では,攻撃と温かさを同時に検討することで,矛盾する結果が予測される研究知見を統合し,環境温度が関わる社会的認知基盤とそこから社会的行動が生起する過程を明らかにしようとした。
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