研究課題/領域番号 |
18K03067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中條 和光 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90197632)
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研究分担者 |
森田 愛子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (20403909)
魚崎 祐子 玉川大学, 教育学部, 准教授 (20386650)
藤木 大介 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (60403599)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 学習方略 / アクティブラーニング / 教授学習心理学 / 初等教育 / 中等教育 / 大学初年次教育 / アクティブ・ラーニング / 児童 |
研究成果の概要 |
学習者にとってノートは最も身近な学習ツールの1つである。ノートは,受動的な記憶補助具としても利用できるが,一方で,能動的な思考のツールともなる。そこで,本研究では,アクティブラーニングを促すツールとしてのノートテイキングの指導方法に関する基礎的研究を行った。 1年目,2年目では,ノートテイキング方略使用を測定するための尺度を開発し,それを用いて大学生のノートテイキング方略使用の実態調査を行った。また,実際に小学生が作製したノートを収集し,小学生の作成するノートの特徴を調べた。最終年度では,ノートテイキング指導法の実証的根拠を得るため,小学生のノートの記載内容に関する質的,量的な分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主な成果:1.ノートテイキング方略使用に関して,考えを視覚的に表現する思考の外化の項目を含む方略使用尺度を作成し,方略使用のコスト感が使用に与える影響などを見出した。2.ノートテイキング指導法に関して,高学年児童のノートにおける板書の再現度等の分析から,「めあて,まとめ」の再現率は高いが教師の強調箇所を書き取ることができない場合も多いこと,思考の外化(計算過程等)が不十分なことを見出し,ノート指導の観点を提起した。 意義:今日,オンライン形式の授業が通常化する中で,学習者によるアクティブな学びが求められている。アクティブな学びのツールとしてのノート指導法の開発研究はますます重要となるだろう。
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