研究課題/領域番号 |
18K03097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 関西福祉科学大学 (2020-2023) 愛媛大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
山下 光 関西福祉科学大学, 教育学部, 教授 (10304073)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 臨床心理学 / 神経心理学 / アセスメント / 高次脳機能障害 / 空間性注意 / 利き手 / 利き足 / 社会的行動障害 / 半側空間無視 / 偽性無視 / 左右弁別困難 / 左右識別困難 / ゲルストマン症候群 / 性差 / 個人差 / 認知予備能 / 心理劇 / マインドフルネス / 神経心理学的アセスメント / 高次脳機能 / ラテラリティ / 認知機能障害 |
研究成果の概要 |
(1)オーストラリアで開発された、実施や数量化が容易な空間性注意の検査法であるgray scales taskを日本の健常者に実施した。その結果、日本人においても水平方向では左方向へのバイアスが、垂直方向では上方向へのバイアスが存在し、利き手や加齢の影響を受けないこと等を発見した。(2)左右弁別困難は左頭頂葉の障害との関係が指摘されているが、実際には健常者にも少なからず認められ、性別や利き手の影響は認められないことを発見した。(3)利き手・利き足の測定法に関して、質問紙とパフォーマンス課題による検討を行った。(4)脳損傷者と家族に対する社会的行動障害についてのインタビュー調査を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回実施した研究はいずれも健康なボランティアを対象とした基礎的研究であるが、それらから得られた知見は、高次脳機能の神経基盤を解明する上での重要な手がかりとなる。また、臨床の現場では障害の有無や程度の検討に必要な基準データとして活用することが期待される。
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