研究課題/領域番号 |
18K03126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
横山 知加 (葛島 知加 / 横山知加) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 特別研究員 (20814148)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 周産期メンタルヘルス / 不安 / 認知行動療法 / 治療開発 / 心理療法 / 周産期 / 不安症 / 遠隔医療 / 前後比較試験 / 妊産婦 / 集団療法 |
研究成果の概要 |
本研究は、認知行動療法に基づく妊産婦に特化したコミュニケーションプログラムを開発した。本プログラムは、妊婦を対象として、1セッション(30分間)、グループ形式(2~3名)で実施される。その内容は他者に援助を求めるスキルの心理教育と練習から構成される。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、新規の臨床研究を行うことが困難であったため、本プログラム内容をセルフヘルプ用の冊子に制作した。また、妊産婦の不安症状を評価するための新しい評価尺度を開発するために、611名の妊婦を対象に調査を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、認知行動療法に基づき、他者に援助を求めるスキルを向上させる妊産婦のためのコミュニケーションプログラムを開発した。周産期メンタルヘルス支援では、妊産婦が自ら援助を求めることに不安や抵抗感を示し、適切な支援へ結びつかないことが問題とされる。本プログラムを通して、妊産婦は他者に援助を求めるスキルを身につけ、産前・産後の生活で適切なソーシャルサポートが求めるようになると考えられる。今後、本プログラムを実践し、プログラム評価を行う必要がある。また本研究が行った不安症状に関する尺度開発は、我が国の妊産婦の不安についての実態解明に寄与し、学術的かつ社会的に意義がある。
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