研究課題/領域番号 |
18K03145
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
冨高 辰一郎 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (00237124)
|
研究分担者 |
川崎 洋平 千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (90711573)
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | うつ病 / 指数分布 / 項目反応 / 分布 / 数理モデル / 抑うつ症状 / 潜在特性 / 順序尺度 / 評価尺度 / 抑うつ / 抑うつ尺度 |
研究成果の概要 |
我々は大規模なサンプルサイズのデータを解析することによって、一般人口における抑うつ評価尺度の総スコアや項目反応に分布に特徴的な数理パターンが存在することを見出した。具体的には抑うつ評価尺度の総スコアの分布は指数分布に従い、項目反応の分布は選択肢の間で等比的な関係を示した。 抑うつ評価尺度の種類に関係なく同じ数理パターンを示すことも確認できるということは、抑うつ評価尺度のメカニズムを考える上で重要な所見と思われた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世の中には、全く抑うつを感じていない人もいれば、重い抑うつに苦しむ人もいる。そういった個人の抑うつは、個人を取り巻く状況や、個人の特性から生み出されるように見える。しかし、本研究によって、社会全体で見ると、抑うつの分布は数理パターン、つまりルールに従っているということが明らかになった。これまでもこういった報告はなかった。こういった所見は、人間の心理や社会について理解する上で、重要な知見になると思われる。
|