研究課題/領域番号 |
18K03163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 新見公立大学 |
研究代表者 |
加藤 由美 新見公立大学, 健康科学部, 准教授 (70509629)
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研究分担者 |
住本 克彦 奈良学園大学, 人間教育学部, 教授 (10461972)
安藤 美華代 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (60436673)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 保育者養成 / 人間関係力 / 心理教育 / 実践研究 / 大学生 / 保育者養成教育 |
研究成果の概要 |
保育者養成大学の学生が保育現場の実情を知り、職務上の人間関係のあり方について実践的に学ぶことができるようにするため、心理教育プログラム“サクセスフル・セルフ”保育者養成版を作成後、四年生の保育者養成課程学生を対象としてレッスンを実施し、その内容や実施方法、効果について検討した。学生の記述内容から、本プログラムは分かりやすく役立つ内容になっていることが示唆され、学生の自己・他者理解に繋がり、人との関わり方について考える機会となったことが窺えた。プログラム実施前後の質問紙調査の結果、プログラムの効果については、今後さらに詳細な検討が必要だと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育者養成教育において、保育現場に適応できる人間関係力を育むための心理教育プログラムを作成、実施、評価することは、メンタルヘルス対策として、若年層に増えている早期離職やうつ病等による休職といった深刻な社会問題の予防につながり、結果として若手保育者の採用や教育に係るコストの埋没を防ぐことが可能となる。保育者としての人間関係力を高めることは、職員間の連携が不可欠な保育の場において、保育の質を担保することとなる。また、従来の保育者養成課程のカリキュラムには取り上げられていなかった人間関係力を育成するためのプログラムは、就職後の保育現場への適応や定着を図るために有効な独自の取り組みであると考えられる。
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