研究課題/領域番号 |
18K03189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 京都大学 (2020-2021) 同志社大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
大塚 幸生 京都大学, 人間・環境学研究科, 特定研究員 (90599987)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 時間知覚 / 視覚統計学習 / 意識 / 無意識 / 物体認知 / 実験心理学 / 無意味図形 / 統計学習 / 時間認知 / 時間管理 / 認知神経科学 |
研究成果の概要 |
本研究では,時間情報に基づく規則性の学習と個人の時間管理の関連性を検討した。実験では,無意味な物体がランダムな順序で呈示されるが,3つの物体の呈示時間が常に一定になる刺激列を作成し,実験参加者はこの刺激列を観察した。後のテスト段階では,学習段階で観察した時間の規則性を持つ刺激列,学習段階では順序としては観察しなかった刺激列を呈示した。参加者は,学習段階を参考にどちらの方が見覚えがあるかを判断した。最後に,井邑他(2016)が作成した個人の時間管理を測定する尺度に回答した。実験の結果,時間管理尺度の得点が低い参加者よりも高い参加者の方が時間情報の規則性を持つ刺激列を覚えていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を実施した結果,時間情報に敏感であるかどうかということと個人の時間管理行動の間に相関関係が見られた。本研究の結果は,統計学習という観点から時間知覚と個人の時間管理行動の関連性を明らかにした点で学術的意義がある。また,本研究の成果を基に,「計画が立てられない」といった時間管理が困難な人を支援するプログラムを構築するという社会的波及効果が期待できるだろう。
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