研究課題/領域番号 |
18K03191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10040:実験心理学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
小川 洋和 関西学院大学, 文学部, 教授 (90507823)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 由来眼情報 / 高次視覚処理 / 視覚的注意 / 時間知覚 / 顔知覚 / 由来眼 / 無意識的処理 / 顔認知 / 高次視覚 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、高次視覚処理において由来眼情報がどのように利用されているのかを明らかにすることであった。高次視覚においても由来眼情報が保存され、認知・行動に影響を及ぼしていることが明らかにすることで、これまで想定されていなかった脳内メカニズムの存在を示し、ヒトの視覚系の解明に貢献することを目指した。研究成果として、オブジェクトに基づく注意、主観的時間知覚、顔に対する判断において由来眼情報が利用されていることを示す研究知見を得た。ただし、その詳細なメカニズムについては未解明の部分が多く、さらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
由来眼(情報がどちらの眼から入力されたか)の役割についてはほとんど未解明であったが、近年になって知覚・認知プロセスに影響を与える現象が発見され、徐々に注目が集まっている。高次視覚処理においてどのように由来眼情報が利用されているかを明らかにすることで、人間の視覚システムに関する包括的な理解を深めることができる。それに加え、今後研究知見が蓄積されることによって、無意識的に視覚的注意を誘導するような情報呈示方法の開発など、さまざまな新技術開発のシーズとなる知見を提供することができる。
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