研究実績の概要 |
2023年度の研究実績は以下のとおりである. 研究論文については, 論文[1] "Ramified and Split Models of elliptic surfaces and bitangent lines of quaritc curves", (H.Tokunaga, E.Yorisaki氏との共著論文)が受理された. また, 論文[2] "Arithmetic of double covers and the topology of plane curves", (T.Shirane, H.Tokunaga氏との共著論文)を執筆し, 投稿した. さらに, preprint[3] "Poncelet’s closure theorem and the embedded topology of conic-line arrangements", arXiv:2312.01868, (R.Masuya, T.Shirane, H.Tokunaga, E.Yorisaki氏との共著論文)とpreprint[4] "The realization space of a certain conic line arrangement of degree 7 and a π_1-equivalent Zariski pair", (M.Amram, T.Shirane, U.Sinichkin, H.Tokunaga氏との共著論文)を執筆しプレプリントサーバにて公開した. 研究集会等の活動については, モンゴル国立大学にて開催された「Workshop on Algebraic Geometry and Topology 2023」にて講演を行なった. さらには, スペインのJaca市で開催された"Algebraic and topological interplay if algebraic varieties"やベトナムのQuy Nhon市で開催された"Topology of singularitites and related topics"などの国際研究集会に参加し, 情報収集を行なった. また, 研究集会の世話人として研究集会を5回開催し, 運営にあたった. 特に, 第8回代数幾何研究集会-宇部-には, モンゴル国立大学のK.Tumenbayarを招聘し, 研究打ち合わせも行なった. これらの活動を通して, イスラエルのM.Amram, U.Sinichkin氏との研究, モンゴル国立大学のK.Tumenbayar 氏との交流など, 国際的な研究を継続していく体制が構築できた. 研究期間全体では, 上記の成果も含む査読付き研究論文が10編出版された. 国際研究集会を含む研究発表も複数回行った. また, 複数の研究集会について, 世話人として運営を担当した.
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