研究課題/領域番号 |
18K03604
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分14030:プラズマ応用科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
清水 鉄司 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 主任研究員 (70803881)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 低温大気圧プラズマ / プラズマ医療 / プラズマ照射溶液 / 活性種 / 殺菌 / 誘電体バリア放電 / 活性種輸送 / 気液界面 / 紫外吸収分光 / 液中活性種 |
研究成果の概要 |
医療分野において、低温大気圧プラズマの利用を加速するために、プラズマ照射された溶液中の活性種制御が重要である。生体細胞などが、一般に溶液中に存在しているためである。本研究では、気相中の活性種分布を投入電力により制御できる表面誘電体バリア放電を用い、またプラズマ空間中に微小液滴を導入することで、溶液中の活性種分布の制御を行うことができた。また、芽胞菌を用いて滅菌実験を行い、プラズマ照射溶液中のオゾンなどの活性種が殺菌に寄与していることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において表面誘電体バリア放電を用いた溶液中の活性種分布の制御を達成することができた。これは、低温大気圧プラズマを用いた医療応用分野において、プラズマ照射による細胞応答メカニズム解明やプラズマ照射の最適化につながり、当該分野の発展に貢献している。また、プラズマ医療分野だけではなく、コロイド溶液を用いた化学反応プロセスを用いる物質合成分野における新たな制御技術の提案等も考えられ、新たな化学反応制御技術への展開につながる。
|