研究課題/領域番号 |
18K03620
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大野木 哲也 大阪大学, 大学院理学研究科, 教授 (70211802)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 高次元 / フロー方程式 / 一般相対論 / 保存量 / Flow 方程式 / AdS/CFT / フロー / APS指数 / ドメインウォール / AdS時空 / 有限温度 / アノマリー / Domain-Wall / Chern-Simons / トポロジカル相 / グラディエント・フロー / 高次元時空 |
研究成果の概要 |
本研究はフロー方程式を用いた場の理論からの高次元時空の構築を目的とする。 1) 有限温度のd次元のmassless スカラー場理論において事象の地平線がなくエキゾチックな物質場のエネルギー運動量テンソルを持つ時空が得られた。さらにFlow方程式を拡張したSpecial Flowを提案しGKP-Witten関係式を再現した。 2)一般相対性理論における新しいエネルギー保存量を発見した。一様等方な宇宙ではその保存量熱力学の第1法則を満たしエントロピーと解釈できることをを示した。さらにこの研究の延長線上で準局所エネルギーとの比較を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AdS/CFT対応の場の理論からの理解につながると期待されるフロー方程式とその拡張によって様々な結果が得られた。特にGKP-Witten関係式を場の理論から導出したことは今後の発展につながると期待される。また副産物として得られた一般相対性理論における新しいエネルギー保存量を発見した。従来に知られていた保存量とは独立な保存量で重力系に対して新しい知見を与えると期待される。
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