研究課題/領域番号 |
18K03705
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
尾関 博之 東邦大学, 理学部, 教授 (70260031)
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研究分担者 |
小林 かおり 富山大学, 学術研究部理学系, 教授 (80397166)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ホモキラリティー / 生命素材物質 / ミリ波分光 / アラニン前駆体 / ヒダントイン類 / アミノ酸前駆体 / マイクロ波分光 / 星間物質 / アミノ酸 / 星間分子 / ミリ波サブミリ波分光 |
研究成果の概要 |
地球上の生命で実現しているアミノ酸や糖、核酸などのホモキラリティーの起源がどこにあるかという問題に取り組むためには、不斉炭素を持つキラルな生命素材物質の星間空間における探索が不可欠である。本研究では最も単純なキラルアミノ酸であるアラニンの前駆体の一つである5―メチルヒダントインについて、実験室分光を行った。ミリ波帯でのスペクトル探査の結果、振動基底状態および二種類の低エネルギー振動励起状態について、この分子の電波望遠鏡による探索に十分な精度の分子定数を決定することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球生命の起源をさぐるという人類にとっての根源的な問題に対する一つの示唆として、生命を構成する様々な素材物質が地球上ではなく宇宙から供給されたとするシナリオが提唱されている。本研究では、地球に飛来する隕石中にも見出されている物質の内、不斉炭素を持ちキラリティーを発現する分子の一つである5―メチルヒダントインに着目し、この分子のミリ波帯実験室分光を行い、回転定数をはじめとする分子定数を精密に決定した。これにより、この分子を電波望遠鏡を用いた星間空間における探索が初めて可能になった。
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