研究課題/領域番号 |
18K03716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
廣瀬 重信 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 付加価値情報創生部門, 調査役 (90266924)
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研究分担者 |
簑島 敬 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 付加価値情報創生部門(数理科学・先端技術研究開発センター), 副主任研究員 (00514811)
富田 賢吾 東北大学, 理学研究科, 准教授 (70772367)
佐野 孝好 大阪大学, レーザー科学研究所, 助教 (80362606)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オパシティ / 輻射流体力学 / 公開コード / 状態方程式 |
研究成果の概要 |
天体物理学における輻射流体力学シミュレーションのためのオパシティテーブルを計算する公開コードOPTABを開発した。このコードは、現代のハイパフォーマンス・コンピューティングに合わせFortran 90で書かれており、MPIによる並列化、およびHDF5を用いた効率のよいI/Oを実現している。このコードの目的は、ユーザが自身の研究目的に合わせたオパシティテーブルを作ることができるプラットフォームを提供することにある。したがって、コードはユーザが自由に改変し、オパシティソースを変更できるようにデザインされていることが特徴である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
輻射流体力学シミュレーションは天体物理学の強力な研究手段であるが、そこで用いられるオパシティの計算は一般に複雑である。数値データとして公開されているものもあるが限定的であり、公開されている計算コードもFORTRAN77で書かれていてブラックボックスと化している。これに対し、本研究課題で開発したオパシティ計算コードは、Fortran 90を用いて可読性・可搬性に重点を置いて設計され、計算方法も論文で詳述されている。これらにより、非常に透明性の高い計算コードとなっている点が特徴である。この計算コードがコミュニティで共有されることにより輻射流体力学シミュレーションがさらに発展することが期待される。
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