研究課題/領域番号 |
18K03733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17010:宇宙惑星科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
三谷 烈史 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (70455468)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 高エネルギー電子 / ERG / あらせ / シリコン半導体 |
研究成果の概要 |
本研究では、地球周辺の宇宙空間「ジオスペース」において高エネルギー電子が生成・消滅する過程を明らかにするため、2016年12月に打ち上げられたジオスペース探査衛星(ERG/あらせ)のデータ、特に、70 keV - 2 MeVの高エネルギー電子を連続的に観測する「高エネルギー電子分析器(HEP)」のデータについて、軌道上でのHEP観測データと地上での検出器シミュレータにより、分析器のエネルギー・角度の応答関数を構築した。これを観測データに適用し、同じ衛星に搭載されたMEPe,XEPと重なるエネルギー範囲で比較評価し、その妥当性を評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球周辺の宇宙空間「ジオスペース」において高エネルギー電子が生成・消滅する過程を明らかにするためには、軌道上で計測された電子フラックスデータを校正し、その妥当性を示すことが肝要である。本研究にて開発した校正方法で得られたデータを、異なる検出原理をもつ計測器で得られたデータと比較することにより本手法の妥当性を示したとともに、他衛星ともほぼ整合する結果を得ている。これにより海外の衛星データと合わせて、放射線帯の複数の地点において電子のエネルギーに応じたフラックス変動を議論することが可能となった。
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