研究課題/領域番号 |
18K03750
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17020:大気水圏科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
名倉 元樹 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(大気海洋相互作用研究センター), 主任研究員 (10421877)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | インド洋 / 循環 / 波動 / 水塊 / 経年変動 / 南インド洋 / スパイシネス偏差 / 亜南極モード水 / 海面高度変動 / 亜熱帯循環 / 経年変化 / 現場観測 / 水温塩分変動 / 十年周期変動 / 流れ / 季節変動 / ロスビー波 / 海洋循環 |
研究成果の概要 |
アルゴフロートや流速計による現場観測データ、衛星から観測された海面高度データ、これらの観測データを同化した海洋再解析データセット、単純な海洋モデル、洗練された海洋大循環モデル、といったこの分野で使用できるほとんどの手段を組み合わせて用い、南インド洋の水塊の水温塩分の変動、海盆規模の循環の変化、季節内スケールから経年スケールにおける波動といった現象を調べた。観測データを使用して現象を特定し描写するとともに、数値モデルを用いて現象の原因を特定し、簡単な数値実験によって予測可能性について議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究によって得られた成果から、水塊の沈み込みを通じた海洋による熱の取り込み、インド洋の循環と太平洋の風系変動の関連、インド洋の亜表層の流れの変動、亜表層を伝播する波動、オーストラリア沿岸の海面高度変動の予測可能性、赤道波の成因を明らかにした。これらの現象は海洋内部の貯熱量や循環による熱輸送、およびそれらの経年的な変化に関わっている。研究成果から特定された時間スケールは経年から十年規模であり(周期が7~15年程度)、これらの周期の気候変動の理解に貢献すると考えられる。
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