研究課題/領域番号 |
18K03751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17020:大気水圏科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
服部 美紀 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(海洋観測研究センター), 研究員 (50533519)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ライダー / ラジオゾンデ / データ同化 / 熱帯気象 / 日変化降水 / 水蒸気 |
研究成果の概要 |
インドネシア海大陸域における海上の水蒸気プロファイルの日変化が沿岸域の降水の日周期活動に及ぼす影響について調べること、および、MJO等の大規模場の解析に対する海上の水蒸気観測のインパクトを調べることを目的として、アンサンブル手法を用いたデータ同化実験を行なった。変換データの不具合が報告され十分な解析ができなかったものの、ライダー観測を取り込むための同化実験環境を整えることができた。ラジオゾンデ観測の同化実験から、MJOの通過前は観測点より西のインド洋で、通過後は西風が到達する中部太平洋域まで、誤差減少率10%を超える結果が得られ、海上の高頻度ラジオゾンデ観測の強いインパクトが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で海洋地球研究船「みらい」のライダーによる水蒸気プロファイルの高頻度観測データが同化可能となったことは、これまで議論できなかった海洋上における日周期降水活動に伴う水蒸気の時間変化の実態解明に役立つものと期待される。また、インドネシア海大陸域の海上における高頻度ラジオゾンデ観測が、周辺域のみならずインド洋から中部太平洋まで広範囲の解析精度を向上させる結果が示されたことは、今後の観測戦略の立案や観測システムの改善に貢献できるものと考えられる。
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