研究課題/領域番号 |
18K03773
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中井 俊一 東京大学, 地震研究所, 教授 (50188869)
|
研究分担者 |
三好 雅也 福岡大学, 理学部, 教授 (50557353)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | ホウ素 / 同位体希釈分析 / ICP質量分析計 / ブランク / 火成岩 / 沈み込み流体 / 火山岩 / 沈み込み帯 / ICPMS / 火山 / 分析法 |
研究成果の概要 |
沈み込み地域の火成活動の理解には,沈み込むスラブからの流体の量を定量的に知ることが重要であるが,その指標として,ホウ素の濃度が有効である.今世紀に入って即発ガンマ線放射化分析での研究が多くなったが,原発事故の後,原子炉による分析が行えなくなった.本研究では,既存の実験設備をホウ素分析に適した環境に改善し,ホウ素を正確に定量することに成功した.開発した方法を,九州やチリの沈み込み地域での火成活動の研究に適用した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は火山岩中のホウ素を,正確に比較的簡単な方法で分析する手法を開発した.開発した分析方法は,地球化学の国際学術誌にオープンアクセス文献として公開された.原発事故により放射化分析が難しくなり停止状態であった,ホウ素地球化学の分析研究が再開されるきっかけになることが期待できる.
|