研究課題/領域番号 |
18K03798
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
竹内 希 東京大学, 地震研究所, 教授 (90313048)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リソスフェア / アセノスフェア / 地球内部構造 / プレートテクトニクス / トモグラフィー / 地震波減衰 / 地震波異方性 / 地震 / 海底観測 / 実体波 / 地球 / 内部構造 / 減衰 / 散乱 |
研究成果の概要 |
本研究計画では,海洋リソスフェア・アセノスフェアの構造推定から,「なぜリソスフェア硬く,アセノスフェアは柔らかいのか?」という根源的な問いに対する答えを求めた.海底地震計で取得された高周波数地震波形をコンパイルし,若いリソスフェアが高減衰であることを示唆した.また,これまでほとんど知見がなかったP波速度構造推定を実施し,Vp/Vs構造を明らかにした.リソスフェア内部はが化学的に均質でなく成層構造をしていることや,リソスフェア-アセノスフェア境界で減衰もしくはメルトの影響が存在することを明らかにした.成果を国際論文誌に発表したところ,Editors' Hilightsに選出された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プレートテクトニクスは地球表層近傍の運動や活動を記述する基本的なモデルであり,そのしくみを制約することは地球科学の最大の課題の一つである.本計画は直接的な観測に基づき,この課題に挑んだものである.インパクトは認められ,発表した論文は編集者が選出したハイライト研究として,米国地球物理学連合(American Geophysical Union)のニュースレーターで紹介された.(https://eos.org/editor-highlights/unexpected-oceanic-lithosphere-asthenosphere-p-wave-velocities)
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