研究課題/領域番号 |
18K03865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
多田 達也 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (40805214)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 3D造形 / 熱可塑性樹脂粒子 / 摩擦帯電特性 / 異種材粒子並置配置 / 積層溶着 / 傾斜機能特性 / 樹脂粉体 / 摩擦帯電 / 熱溶着 / 熱可塑性樹脂 / 付加製造技術 / 材料自由度 |
研究成果の概要 |
付加製造技術において積層層の高さや造形幅をより高精度に制御するために、用いる造形材料やサポート材を10μm以下の微粒子にするにあたっては、一般に利用可能な機械式粉砕装置では微粒子作製が行える樹脂材は少ないことが分かり、種々樹脂の微粒子作製には、樹脂を溶融状態から粒子にさせていくビルドアップ方式の粒子作製装置の構築が必要であることが分かった。 また、微粒子化した樹脂粒子の多くは、電子写真のトナーと同様に摩擦帯電量の制御が可能で、電子写真技術の画像形成技術を応用し、傾斜機能特性発現のために必要な、複数の異種材粒子を平面内の任意の位置に並置配置して積層層を形成する技術の構築が可能であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造形材料やサポート材の微粒子化は付加製造技術の精度向上につながり、種々樹脂粒子の摩擦帯電量を制御する技術は積層層を電子写真の画像形成技術で作製することを可能とし、且つ、積層層形成において異種材料の配置位置の高精度制御を可能とし、傾斜機能特性を持った造形物の作製が可能な付加製造技術へとつながっていく。従って、研究成果で得た知見は、付加製造技術をプロダクトの革新技術に発展させていく基礎技術であるとともに、新たな物性特性を持つ材料の創成に対する基礎技術ともなっている。
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