研究課題/領域番号 |
18K03870
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
川久保 英樹 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (90579129)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 表面加工 / 磁気援用加工 / 電解還元水 / 電解酸化水 / 表面改質 / 残留応力 / 部分的加工 / 電解水 / 精密加工 |
研究成果の概要 |
磁気援用加工法による磁気粒子ブラシを用いた表面擦過と,電解水との組み合わせ効果によって,表面仕上げ,および機能性を複合的に付与する表面創製法を提案した.磁気粒子ブラシは,フレキシブルに変形可能,および手の届かない箇所で形成可能なことが特徴として挙げられ,複雑形状面・内面などの加工困難な箇所への適用に有効である.一方,電解水には還元水と酸化水があり,電解還元水には洗浄作用,電解酸化水には表面エッチング作用がある. 加工特性を検討した結果,表面改質技術(特に,圧縮残留応力の付与),表面テクスチャリング技術(粗面化/平滑化/部分的加工),異種成分の表面移着などに有効であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,アディティブマニュファクチュアリングの研究が進展しており,従来法では加工困難な複雑形状部品の創製技術が発展してきた.そのような中で,複雑形状面への超平滑化・機能性付与・表面改質を行う新しい表面加工技術の開発が必要となる. 本加工法は,磁気援用加工技術と,電解水の電気化学的特性を重畳したものであり,複雑形状面などの表面加工と同時に,母材表層部の特性改質を行うことが可能である.そのため,精密加工の技術領域を拡大する新たな表面創製法として位置付けられる.本研究成果は,その基本的加工特性を示したものである.
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