研究課題/領域番号 |
18K03884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
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研究機関 | 静岡理工科大学 |
研究代表者 |
後藤 昭弘 静岡理工科大学, 理工学部, 教授 (00711558)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 電解 / ミーリング / 超硬合金 / 研削 / 複合加工 / 切削 / 電解加工 / 研削加工 / コバルト / 高速加工 |
研究成果の概要 |
超硬合金の高速高精度な加工方法として、電解作用を利用した研削加工法の開発を行った。電解作用によりCoを溶出させ、脆弱化した超硬合金を絶縁性の砥粒で削り取る方法である。 まず、電解作用による加工面の反応について調べた。超硬合金の成分であるCoをイオン化する反応がはじめに起き、それに続いて、WCの酸化の反応が起きることがわかった。実際の加工試験において、電解作用を用いた場合に、加工負荷を低減できることを示した。 また、Crを含む材料を加工することを想定し、六価クロムの生成防止技術の研究を行った。二価の鉄イオンを電解液中に供給することにより、六価クロムが生成する現象を抑えることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ものづくり現場では、機械部品を精度よく、安価に大量に作るための方法として、冷間鍛造金型を超硬合金化することが注目されている。しかし硬質材料であるため、加工が困難であり、広い普及には至っていない。超硬合金の高速高精度な加工方法として、研削加工に電解加工の作用を複合させることで、加工効率を高めることができるようになり、超硬合金を使用する問題の一つを解決できると考える。また、電解作用を利用する際に問題になる六価クロム生成の問題についても、解決する方法を提供することができるようになると考える。
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