| 研究課題/領域番号 |
18K03892
|
|---|
| 研究種目 |
基盤研究(C)
|
| 配分区分 | 基金 |
|---|
| 応募区分 | 一般 |
|---|
| 審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
|
|---|
| 研究機関 | 沼津工業高等専門学校 |
|---|
研究代表者 |
藤尾 三紀夫 沼津工業高等専門学校, 制御情報工学科, 教授 (70238541)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
|---|
| キーワード | 磨き加工用ＣＡＭ / セラミックファイバーブラシ / 表面粗さ / ５軸制御 / 凹凸面 / 凹凸球面 / オンマシン磨き / ファイバーブラシ / ５軸工作機械 |
|---|
| 研究成果の概要 |
本研究は，バリ取り用のセラミックファイバーブラシを用い，オンマシンでの磨き加工を自動化する「オンマシン自動磨き加工用５軸CAMシステム」の開発を目的としている．磨き加工の工具経路を3DCADのAPIを用いて生成し，アルミの凸型円弧面・球面，凹型円弧面・球面および凹凸円弧面を対象に加工実験を行った．その結果，ブラシを5軸制御することで磨き加工が可能であることが明らかになった．しかし，凹凸による切り込み量の制御，主軸回転数，送り速度などにばらつきが多く生じ，安定した磨き加工条件の選定まで至らなかった．また，PCD工具や機上ポリッシングツールの適用実験まで至らず今後の課題として残った．
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見により，セラミックファイバーブラシを加工対象表面の法線ベクトル方向に５軸制御することで，加工表面の磨き加工が可能であることが示された．また，汎用の3DCAD(Rhinoceros)のAPIを用いることで，５軸制御の工具経路が生成可能であることを確認した．セラミックファイバーブラシのブラシ径の種類を増やし，さまざまな形状や材料を対象に磨き加工の最適な条件を見つめることで，ある程度の実用化が可能であると考えられる．結果として，これらの加工条件の選出やPCD工具，機上ポリッシングツールとの併用により，より実用的な磨き加工自動化の可能性を示す事ができた．
|
