研究課題/領域番号 |
18K03997
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 大阪府立大学工業高等専門学校 |
研究代表者 |
杉浦 公彦 大阪府立大学工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (00249814)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ダイレクトカーボン燃料電池 / 溶融炭酸塩形燃料電池 / 溶融塩ガス化 / DCFC / MCFC / 燃料電池 / 高温型燃料電池 / 円筒型MCFC |
研究成果の概要 |
溶融塩ガス化/円筒型MCFC結合型高機能ダイレクトカーボン燃料電池の高性能化を試みた結果、①ステンレス支持管において850mV@150mA/cm2の特性を得ることができた。②T-MCFC2セルスタックの試作では、ステンレス管をアルミナ継手で繋いだソケット型は作成できた。③HF-DCFC用ガス化条件の最適化では、HF-DCFCとしてのT-MCFC運転条件とガス化特性の両立可能な条件を見出せた。④HF-DCFCの基本特性の取得では、アノードガスに燃料ガス利用率100%でH2/CO2/H2O/N2をベースガスとして3gの木質ペレット供給時に、電池出力を5mW/cm2向上させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案している高機能ダイレクトカーボン燃料電池は、有機廃棄物から直接電力を得ることができるため、食品加工工場やレストラン街から出るごみを収集することなくその場で処理しながら電気を得るものである。そのため、現在のごみ収集方法を根底から変えるものであるため、社会的意義は大きい。本研究成果は、そのシステムの心臓部である円筒型MCFCは世界でも例のない電池であるため、学術的な意義も大きい。本研究で円筒型MCFC単セルの開発は可能となったが、大型化するためのスタック開発が道半ばである。しかし、スタック化の実現のための手法は示唆できたため、商品化に向かって企業側の参画を期待したい。
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