研究課題/領域番号 |
18K04002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分19020:熱工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
石川 毅彦 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (00371138)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 無容器プロセッシング / 高温融体 / 熱物性計測 / 定圧比熱 / 輻射率 / 偏光計測 / 浮遊 |
研究成果の概要 |
本研究では、静電浮遊炉内に浮遊溶融する直径2mm程度の高温融体(球状)にレーザーを当て、反射光の偏光情報から試料の輻射率を算出する方法を確立する。既設の定圧比熱測定法等を組み合わせて、幅広い温度範囲での測定が可能となる。薄膜技術の進展に伴って安価なエリプソメータ(偏光計)が入手可能となり、これを用いて技術確立を進めた。偏光による輻射率計測は原理的に平板状の試料でレーザーが反射し、強い反射光が偏光計に入射することを前提としている。直径2mmの試料では、この前提が成り立たず、地上静電浮遊炉での計測は困難なことが明らかとなった。今後、試料回転による扁平形状を利用した計測の検討を進める。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄など融点の高い金属について、液体状態の物性値は鋳造など融体を用いた製造プロセスの高度化に必要です。しかし、高温で容器と反応する等の問題で測定が困難です。試料を浮遊させる無容器法によってこの問題が解決され、密度など多くの物性値が測定可能になりました。比熱も工業的・学術的に重要な物性値で、本研究ではその温度依存性の測定に挑戦しています。
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