研究課題/領域番号 |
18K04069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
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研究機関 | 苫小牧工業高等専門学校 |
研究代表者 |
工藤 彰洋 苫小牧工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (80455097)
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研究分担者 |
武居 周 宮崎大学, 工学部, 准教授 (40598348)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | バーチャルサウンド / 音像定位 / 移動音 / 移動速度 / 移動角度 / 頭部伝達関数 / HRTF / MAMA / 適応法 / 方向定位 / 最小移動可聴角度(MAMA) / ヴァーチャルサウンド / 音響心理実験 / VRサウンド |
研究成果の概要 |
本研究は、高臨場感VRサウンドを実現するために、移動音の最適な移動角度と速度の法則を見い出だし、本人以外の音響伝達特性を用いたことによる移動音の定位誤差を減らすことを目的としている。実験結果から、移動角度を36.5°以上とすることで移動の方向を知覚できることが明らかになった。また、音像定位実験では、移動角度を60°に固定し、移動速度を16°/sから32°/sとすることで、移動音の音像定位が明確になることから、高臨場感VRサウンドが実現できることを結論づける。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、メタバース等と呼ばれる仮想空間の構築と実現が、様々な目的で、急速に進められている。この際に課題となるのは、仮想空間において、人間に適切な視覚と聴覚の情報を与えることである。もし、これが適切でない場合、ユーザーが仮想空間での視覚刺激と聴覚刺激を適切に活用できないことから、仮想空間での体験の価値が大幅に低下することが懸念される。一方、本研究では、仮想空間で移動音を実現する際に、ユーザーが移動音の位置を正しく知覚するための条件を提示している。このことから、本研究で示した移動角度と移動速度を用いることで、仮想空間で体感する聴覚的な事象がより明確になることが期待される。
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