研究課題/領域番号 |
18K04090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
長谷川 勝 中部大学, 工学部, 教授 (70340198)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 永久磁石同期電動機 / 位置センサレス制御 / 全速度域 / 始動 / 位置センサレス / オールパスフィルタ / 脈動抑制 / 低速域 / オフセット / 高回転 / 離散化誤差 / SPMSM / 高速 / 磁気特性 |
研究成果の概要 |
本研究では,高回転仕様で設計された小型表面磁石同期電動機の位置センサレス全速度域駆動法の開発に取り組んだ。始動ならびに低速域においては,位置推定のために高周波信号を重畳するのが一般的ではあるが騒音の問題が生じる。本研究では,極短時間の高周波信号重畳で初期位置推定を完了させ,その後の始動ならびに低速域駆動を高周波信号を用いずに実現する方式を開発した。また,低速域においてしばしば見られる位置推定値の周期振動を抑制する簡易な手法を開発した。一方,高速域においてはシャント抵抗による電流検出方式を前提にしたインバータによるドライブシステムにおいて,過変調運転を可能にする方式を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高回転仕様で設計された小型表面磁石同期電動機の位置センサレス制御は民生分野を中心に広く使われており,その小型化,広運転範囲化,低騒音化はユーザの使用感を大きく改善するものである。本研究にてこの課題に取り組んだ結果,位置センサレス制御において始動から高速側運転範囲の拡大を実現した。本方式では,始動前の初期位置推定のために わずかな時間(10ms~)だけ高周波信号を重畳する以外はこれを用いないため,制御性能の向上と同時に静穏化を図ることができ,特に社会的意義が大きいと判断する。
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