研究課題/領域番号 |
18K04105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
井堀 春生 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (70249861)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 電気トリー / シリコーンゴム / 部分放電 / パールチェーン型トリー / シリコーンゲル / 液体誘電体 |
研究成果の概要 |
電気トリーが進展する前段階である初期バブルの極性依存性を検討するため、矩形波に正弦波を重畳した電圧を印加した。負の単極性電圧が印加されているとき、針先からバブルが発生し、突起部分が2か所発生した。その後電圧を反転させ、正の単極性電圧を印加すると、ある突起部が大きく進展した。その後負の電圧を印加すると、その突起部分が小さくなったが、再び正の電圧を印加すると、またその突起部が大きく成長した。以上のことから、極性反転によりバブル内の圧力が急激に変化し、バブルが大きくなるとともに表面に突起が生じること、印加電圧が負から正に変わる方が内部圧力の変化が大きいことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気トリーの進展過程は、電力ケーブルやポリマーがいしなど、電力機器全般にわたって、絶縁設計に変革をもたらす絶縁技術のさらなる発展が期待できる。また、ゲル中であることに着目すれば、近年のパワーモジュールの封止材としての高電界特性を明らかにしているとも言え、その分野の産業界にも有用な知見となる。さらには、これらの結果を踏まて、より絶縁耐力を向上させた新たな材料の開発につなげていくことが期待される。
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