研究課題/領域番号 |
18K04130
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
小川 晃一 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (60601854)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 無線充電医療センサー / 偏波制御DRレクテナ / 歩行人体ファントム / 3次元OTA評価装置 |
研究成果の概要 |
無線電力伝送において高周波を直流に変換する検波回路(レクテナ)について高効率化を実現するメカニズム解明を実施した。RLC並列共振回路を用いることによりλ/4同軸誘電体共振器の等価回路モデルを構築できた。高いQファクターを有する同軸誘電体共振器を用いた新しいレクテナを腕振りのみならず脚振りも考慮できる電磁ファントムの腕に装着して無線電力伝送実験を実施した。より高いQファクターを有する同軸誘電体共振器を用いて新しいレクテナを製作し、-10dBmで13%の変換効率向上を達成した。30分間充電した時の充電電圧は0.37Vとなり、従来レクテナの0.32Vと比較して0.05V向上した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Body Area Network(BAN)技術はICT技術を医療に役立てるものであり、身体の様々な場所に装着した各種無線センサーによって脳波、心電図、心拍数や血圧等のバイタルデータを取得して治療等に用いる、医療IoTを支える基盤技術である。生体無線センサーは常にバイタルデータを測定して送信する必要があるので、動作し続けなければならない。センサーを電池で駆動させた場合、電池の消費により使用途中で動作しなくなる。本研究課題では、無線充電により動作するセンサーについて検討する。
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