研究課題/領域番号 |
18K04139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
久門 尚史 京都大学, 工学研究科, 准教授 (80301240)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 回路モデル / 遅延電磁結合 / トポロジー / 幾何学的設計 / 等価回路 / グラフラプラシアン / 単導体線路 / 離散ダランベール演算子 / 遅延ポテンシャル / 終端 / ネットワーク / メタマテリアル / 伝搬遅延 / 回路のトポロジー / 電磁現象 / ラプラシアン |
研究成果の概要 |
Maxwell方程式から系統的に導体構造と等しいトポロジーの等価回路を導出し、電磁場の遅延結合を考慮すると、複雑な構造における固有モードや周波数特性、放射・分散特性などが得られる。このことを利用して、明示的な帰路線の無い回路において、回路の外部に存在する電磁界との結合を回路としてグラフラプラシアンを用いて幾何学的に設計し、種々の電磁現象が設計できることを示した。具体的には、帰路線の無い伝送線路の終端設計や短絡、周波数特性の設計、ライトライン上の特異性を利用した単一モード励振、時間領域モデルの中立型遅延微分方程式による記述とその安定化、単導体線路の屈曲線路への拡張などを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常の回路も電磁現象のダイナミクスを扱うが、明示的な帰路線を持ち、基本的に回路の中で閉じた現象を扱うことが多く、回路の外部に存在する電磁界も意識しながら扱うことは少ない。それに対して、明示的な帰路線の無い構造に対して、遅延電磁結合を考慮すると同時に、そのトポロジーをグラフラプラシアンで表現することにより、離散的なダランベール演算子を用いて、離散的な波として回路における現象を表現し、電磁界の特性も考慮した種々の設計手法を提案した。このことは、従来の回路の適用範囲を大幅に拡張すると同時に、電磁界の設計にも回路を用いた設計手法が適用できることを示している。
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