研究課題/領域番号 |
18K04140
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
梅原 大祐 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 教授 (50314258)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | ランダムアクセスプロトコル / IEEE 802.11 DCF / 非持続型CSMA / バックオフアルゴリズム / 成功優先確率 / 伝送効率向上 / エネルギー効率向上 / スケーラビリティ向上 / 成功優先ランダムアクセス / スロットアロハ / 成功優先ランダムアクセスプロトコル / パケット無線ネットワーク / メディアアクセス制御 / 伝送効率 / エネルギー効率 |
研究成果の概要 |
通信媒体となる空間を共有したパケット衝突があるWi-Fiなどのパケット無線通信システムに,パケット送信に成功した無線局が一定の確率で他の無線局と比べて優先的に送信することができる成功優先の概念を導入した.この成功優先メカニズムの導入により,パケット衝突を大幅に低減することができ,パケット衝突により生じる空間使用時間やパケット送受信エネルギーのロスを少なくすることができる.これらの効果がファイルアップロード時間の低減やバッテリの長寿命化につながることを定量的に明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
競合があるパケット無線ネットワークでは,その空間へのアクセスを他の無線局と競合する.同じタイミングで複数のアクセスがあるとパケット衝突となり時間やエネルギーのロスにつながる.この研究成果は,集中制御することなく自律分散制御を維持したまま,さらに各無線局の共有空間へのアクセスの積極性を失うことなく,時間やエネルギーのロスを低減できることに学術的な意義がある.また,この方式の実装がスマートフォン等のデータ速度の改善およびバッテリの長寿命化につながることに社会的な意義がある.
|