研究課題/領域番号 |
18K04143
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21020:通信工学関連
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
冨里 繁 岡山大学, 自然科学学域, 准教授 (60362951)
|
研究分担者 |
上原 一浩 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (10221798)
田野 哲 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (80378835)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 可視光通信 / LED / 空間的並列信号伝送 / 非線形歪補償 / 高速信号伝送 / 空間多重化 / IoT / 広帯域信号伝送 |
研究成果の概要 |
本研究では,LED可視光通信用送受信機において,送信側の非線形歪補償で残留する非線形歪を,受信信号の仮判定結果から受信側でキャンセルし,送信側のプリディストーションと組み合わせる送受協調非線形歪補償手法を提案し,有効性を明らかにした. また,LEDの周波数特性における振幅偏差について,送信側の振幅偏差補償とその補償により発生する非線形歪を受信側の繰り返しキャンセラで補償する手法を提案し,その有効性を明らかにした. さらに,複数のLED照明と同じ場所に配置した複数の受光素子を用いて空間的に並列な信号伝送を行う手法を提案し,等価的に伝送信号を高速・広帯域化できることを明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,電波と比較して広がりが小さいという可視光の特徴を利用して,可視光通信に適した空間的多重化による高速信号伝送技術を確立できたことと,伝送信号の広帯域化による高速信号伝送と実用的な通信距離を両立できるLED可視光無線通信システムを実現するためのシステム構成技術を確立できたことに学術的な意義がある.また,今後,公共場所や各家庭で普及が見込まれるLED照明を利用した無線通信システムの実現に寄与するシステム構成技術を確立できたことに社会的意義がある.
|