研究課題/領域番号 |
18K04176
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
矢口 博之 東北学院大学, 工学部, 教授 (70192383)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 計測システム / アクチュエータシステム / アクチュエータ |
研究成果の概要 |
巨大橋梁において,計測が困難な斜張橋の主塔部の検査を目的とし,2個の同一諸元を有する往復移動型アクチュエータと柔軟なシリコンゴム材,磁気車輪を組み合わせた電磁アクチュエータシステムを試作した.実機試験では,推進特性および段差走行特性を,形状が大小異なる2モデルについて検証した.大型のシステムにおいて,アクチュエータシステム中央部に自動打音装置(質量250g)よりも重い300 gの負荷質量を搭載し,1800 gの質量を搭載しても5 mm/sの速度で上昇移動が可能であることが示された.更に25㎜の段差走行も可能で,電力増幅器と信号発生器のみで構造物の外観検査を可能とすることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
橋梁の多くは高度成長期時代に建設され,今日の生活基盤を支えているものの建設から数十年を経て,補修・補強もしくは更新が必要な要監視期間に突入している.膨大な橋梁すべてについて補修補強を実施することは困難であることから劣化リスクを的確に診断し,不測の事態を回避することが必要である.本研究における計測システムの提案と実現は,豊かな生活環境を構築の実現に極めて大きな貢献をもたらすと考えられる.
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