研究課題/領域番号 |
18K04201
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21040:制御およびシステム工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高井 重昌 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (60243177)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 離散事象システム / スーパバイザ制御 / 双模倣制御 / 模倣制御 / 制御工学 |
研究成果の概要 |
離散事象システムとその制御仕様を非決定性オートマトンでモデル化した場合の一般的なスーパバイザ制御問題として,双模倣制御問題がある.この双模倣制御問題の解となるスーパバイザが存在するための必要十分条件として,対象システムと制御仕様が満足すべき性質を初めて明らかにした.そして,解となるスーパバイザのシステマティックな構成法を開発した.双模倣制御問題の解となるスーパバイザが存在しない場合には,双模倣等価性という要求を緩和した模倣制御問題において,スーパバイザの最適性の指標である許容性に関して最適で,かつノンブロッキングであるような最大許容スーパバイザの構成法などを開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非決定性オートマトンでモデル化された離散事象システムとその制御仕様に対して,双模倣制御問題の解となるスーパバイザの存在条件およびスーパバイザの一般的な構成法という基本的な問題が未解決であった.本研究成果は,この未解決問題を解決したという学術的意義がある.また,双模倣等価性という要求を緩和した模倣制御問題に対して,ノンブロッキングな最大許容スーパバイザの構成法を初めて開発した成果も,新規性および学術的意義がある.これらの成果は形式手法に基づく制御系設計理論の構築に貢献するものである.
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