研究課題/領域番号 |
18K04241
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21050:電気電子材料工学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
多田 和也 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (90305681)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 有機太陽電池 / 室内光エネルギー・ハーベスティング / ベイズ推定 / 無修飾フラーレン / 電気泳動堆積法 / 導電性高分子 / 非ハロゲン系溶媒 / 有機薄膜太陽電池 / PWM変調 / 等価回路モデル / 室内光エネルギーバーべスティング |
研究成果の概要 |
無修飾フラーレンを用いた有機薄膜太陽電池は,有機薄膜太陽電池で通常使用される化学修飾型フラーレンには見られない耐熱性を有する。この起源について,太陽光~室内光にわたる広い照射光強度範囲の動作特性や膜の微視的な構造と関連付けて調査した。一方,等価回路モデル構築には等価回路中の各パラメータの正確な見積もりが必要となる。これまで用いられてきた非線形最小二乗法の原理的な欠点を解消するベイズ推定法による等価回路パラメータ推定に初めて成功した。また,LED照明の調光に使用される事の多いPWM変調が太陽電池の発電特性に与える影響や,電気泳動堆積法による太陽電池用有機材料の製膜についても検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoTの実現に不可欠な無線センサーノードのエネルギー源として,エネルギーハーベスティングデバイスを用いた環境エネルギーの利用に注目が集まっています。環境エネルギーの中でも,屋外や工場,事務所などといった場所では,エネルギー密度が高く,アクセスも容易な光エネルギーが第一の選択肢といえます。本研究では,このような目的に有機太陽電池を上手に利用する上での基本的な技術を開発しました。
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