研究課題/領域番号 |
18K04270
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
奥村 万規子 神奈川工科大学, 創造工学部, 教授 (30329304)
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研究分担者 |
安部 恵一 神奈川工科大学, 創造工学部, 教授 (50795945)
三栖 貴行 神奈川工科大学, 創造工学部, 教授 (80570572)
杉村 博 神奈川工科大学, 創造工学部, 准教授 (80647503)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ラインディスプレイ / サッカード / 眼球運動 / 空中ディスプレイ / LED / 知覚感度 / サッカード抑制 / マイコン / AVRマイコン / SPI通信 / マイコン制御 / 2.5次元 |
研究成果の概要 |
64個のフルカラーLEDを最速20[μs]で点灯可能なラインディスプレイを製作し,距離ごとの知覚に最適な点滅周期を求めた.その結果,点滅周期が早くなるほど知覚最適距離が遠くなることがわかった.しかし,距離が離れると知覚する画像が小さくなり,評価に限界があることもわかった.そこで,次に夜間屋外の遠距離からの観測を想定してLEDの個数を128個に増やし大型化し,アスペクト比1:1では77インチ,2:1では121インチ相当となるラインディスプレイを製作した.また,Wi-Fiモジュールを用いて,点滅周期の変更などを遠隔操作で可能とした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,縦一列にLEDを並べて固定し,高速にLEDを点滅させ,その間にサッカードと呼ばれる高速な眼球運動を行うことで二次元の画像の情報を知覚させるラインディスプレイに関するものである.表示部は縦一列のLEDのみであるため通常の二次元ディスプレイと比べて省スペースで情報提示が可能である.また,高速に点滅しているため注視した際は連続点灯している直線状の照明に見える.我々の研究成果により,知覚条件が明確になり,情報を組み込んだ街灯や,視線を向けたときだけ画像が空中に浮かび上がる不思議なイルミネーションの実現が可能となる.
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