研究課題/領域番号 |
18K04293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分21060:電子デバイスおよび電子機器関連
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研究機関 | 仙台高等専門学校 |
研究代表者 |
宮城 光信 仙台高等専門学校, その他, 名誉教授 (90006263)
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研究分担者 |
岩井 克全 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (10361130)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 中空ファイバ / 赤外レーザ光 / 先端機能デバイス / レーザ治療 |
研究成果の概要 |
内視鏡治療では、曲げ半径15 mmに耐える伝送路が要求される。Er:YAGレーザ光と、CO2レーザ光を伝送可能な破断のない、細径光学膜内装銀中空ステンレスファイバの実現を図った。内径300 μmのステンレスチューブに研磨剤を用いて内面研磨した後に、銀膜ならびに低損失化ポリマーとしてArton膜を成膜することにより、赤外光を伝送するための細径中空ステンレスファイバ先端素子(長さ20 cm)の製作に成功した。容易に曲げることができ、破断することがなく、CO2レーザ光の波長10.6 μmにおいて低損失であり、Er:YAGレーザ光と緑色LD光も伝送可能な細径中空ステンレスファイバ先端素子を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
赤外レーザ光を用いる新しい手法である、大腸のポリープ除去治療では、大腸壁表面での水分にによる吸収が大きいため、大きなレーザパワーが必要であり、また内視鏡治療のためには半径15 mm程度の曲げに耐える伝送路が要求される。 本研究では、体を全く傷をつけず、従来にない新規な「無侵襲」治療を実現するため、低出力でも優れた切開能力を有するEr:YAGレーザ光と、止血能力のある高出力CO2レーザ光を同時伝送可能な光学膜内装銀中空ステンレスファイバの導入を提案し、細径(内径0.3 mm)で急峻に曲げることができ、しかも破断のない、従来にない無侵襲志向の内視鏡用高信頼性中空ステンレスファイバの実現を図った。
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