研究課題/領域番号 |
18K04308
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 前橋工科大学 |
研究代表者 |
佐川 孝広 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (90621045)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 高炉スラグ微粉末 / 高炉セメント / 水和反応 / 自己収縮 / 温度依存性 / 化学組成 / 体積変化 |
研究成果の概要 |
高炉セメントを用いたコンクリートは,著しいひび割れが見られる場合とそうでない場合があり,高炉セメントの銘柄により収縮特性が大きく異なることが指摘されているが,その原因は十分に明らかでない。本研究では,広範囲な化学組成をもつ高炉スラグ微粉末(BFS)を用い,BFSの水和活性と硬化体の自己収縮との関係を体系的に評価した。その結果,自己収縮に影響の大きいBFSの化学成分と反応生成物を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BFSの水和活性に及ぼす化学組成の影響は,これまではJIS規格で定められた塩基度により評価されてきたが,硬化体の強度発現と自己収縮とでは,影響の大きいBFSの化学組成は異なることを明らかとした。また,BFSの化学組成に応じて添加する石こう量を検討する必要があることを提言した。 これらの成果は,体積変化の少ない高炉セメントの材料設計を行う上での重要な知見であり,建設分野における環境負荷の低減に貢献できるものと考えられる。
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