研究課題/領域番号 |
18K04316
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
苑田 晃成 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 四国センター, 連携主幹 (90357335)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 有害物質 / 拡散防止材料 / ヒ素 / セシウム / 吸着 / イオン交換体 / ゲル / 寒天 / プルシアンブルー / 遮水 / 拡散防止 / バーネサイト / マンガンー鉄系吸着剤 / アルギン酸 / 水質汚染 / 有害化学物質 / 無機化合物 / 高分子 / 多孔質材料 |
研究成果の概要 |
マンガン-鉄系イオン交換体(セシウムやヒ素を選択的に吸着)と安価な担体(寒天など)を用い、ゲル状成形を行い、有害物質の拡散防止剤の開発を行った。 汚染物質の拡散防止に有効なゲル化材料の選定を行った結果、汚染物質としてヒ素、イオン交換体として、マンガン-鉄複合水酸化物の場合、寒天が有効であることを明らかにした。セシウムに対して、プルシアンブルーなど用いたイオン交換体では十分な除去性能が発現出来な無かったが、イオン交換体を含まない寒天のみでも希釈効果が認められた。そのため、有害物質の拡散防止剤として、ゲルを形成する材料のみでも、十分な効果を期待できる事がわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
合成方法の簡単な沈殿法で製造したMn-Fe系吸着剤をスラリー状のまま、ゲル化剤を用いて成形した成形体においても、As吸着性能を維持出来る事がわかった。ゲル化剤を変える事で、様々な用途への適用が考えられる。 一方、ゲル化剤のみでも、十分な遮水効果が得られ、福島第一原子力発電所の地下水流入による有害物質拡散においても、十分な効果が期待できる事が分かった。
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