研究課題/領域番号 |
18K04326
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22020:構造工学および地震工学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
村越 潤 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 教授 (60355881)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 鋼床版 / SFRC舗装 / 接着接合 / 環境負荷 / 耐久性 / 接着剤 / 接合 / SFRC |
研究成果の概要 |
鋼床版の疲労対策技術である鋼繊維補強コンクリート(SFRC)舗装ではデッキプレートとの接合に接着剤を使用しているが,接着剤接合部の耐久性に関しては未解明な点が多い.本研究では,接着剤接合部を対象とした環境促進試験を行い,劣化要因である水と温度の同時作用に対する接合部の劣化特性と耐久性評価法について検討した.複数の性状の異なるエポキシ樹脂系接着剤を対象として,約1年間の温水浸漬等の環境負荷に対する接合部の強度及び破壊性状の経時変化を明らかにするとともに,環境促進試験を実施するうえでの試験条件・方法に関する留意点を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で扱うSFRC舗装では,鋼床版に接着剤を塗布した後,SFRCを打設し,流動状態のコンクリートをデッキプレートに接着させるという特殊な接合法を採用している.既に広く適用されているが,接着剤接合部の環境負荷に対する耐久性については未解明の点が多い.本研究成果は,SFRC舗装の実鋼床版橋への適用にあたって,接合部の耐久性評価・信頼性向上に資するものである.また,この接合法は機械的接合が不要で,デッキ面の不陸に追随可能という点で既設構造物での現場施工に適しており,鋼床版の疲労対策のみならず,複合構造化による補強など,新たな接合法として展開できる可能性を有している.
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