研究課題/領域番号 |
18K04348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22030:地盤工学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
末次 大輔 宮崎大学, 工学部, 教授 (30423619)
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研究分担者 |
日野 剛徳 佐賀大学, 理工学部, 教授 (20295033)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | セメント処理土 / 透水性 / 強度 / 劣化 / 海水 / セメント改良地盤 / 耐久性 / セメント改良土 |
研究成果の概要 |
セメント処理土に塩分を含む地下水が流入し始めると透水性が低下する.さらに塩分が流入し続けると透水性は高くなっていく.この現象はカルシウム溶脱に伴い処理土中の間隙径が大きくなっていくことによるものである. セメント処理土からカルシウムが溶脱すると膨張性から圧縮性を示す状態へ徐々に変化し,セメント処理土のせん断強さは低下していく.せん断強さが急激に低下する残存カルシウム量が存在し,それは混合処理時のセメント添加量に依存する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海水と接触するセメントや石灰で混合処理された土は固化成分のカルシウムの溶脱が促進され劣化が進行する。そのメカニズムはほぼ明らかにされてきたが、劣化の進行に伴う力学的特性の変化はほとんど明らかにされていなかった。本研究では劣化の進行に伴う処理土の透水性と強度変形特性の変化を明らかにした。これらの成果は固化処理工法で安定化された地盤の長期的な安定性の理解ならびに評価手法の開発に資する知見である。
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