研究課題/領域番号 |
18K04381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平野 勝也 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (00271883)
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研究分担者 |
和田 裕一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (80312635)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 生活景 / 無意識 / 変化 / 移ろいの風景 / 住宅地景観 / 景観認識 / 景観まちづくり |
研究成果の概要 |
潜在記憶・無意識的な生活景の認知特性は、小規模な実験ながら慣れ親しんだ景色はよく再生(スケッチ描画)できるが、注視点は散漫になること、にもかかわらず、変化の検出は早いことと言う傾向が見てとれた。このことを発展させ、より一般的に慣れ親しんだ風景の場合、視覚情報処理における「干渉」が小さくなる効果は確認できなかった。そこで、変化の検出が早い特性を実際の景観整備に活かすために、どのような変化が評価を高めるか検討したところ、「表出」要素の変化が、必ずしも評価の高くない住宅地景観の評価をあげる可能性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無意識的に認識される生活景の認知特性を一定程度明らかにすることができた。それは、慣れ親しんだ風景になると注意が向かなくなるが、変化検出が早いと言うものである。 無意識的に認識される生活景の向上方法については、建物のデザインや生垣といった構成要素の評価の高さが基本的に語られてきた。本研究成果を踏まえれば、必ずしも評価が高くない景観も、「変化」に富むことで移ろいの風景としての評価が高まる方向性が示され、より豊かな生活環境の創造に一定程度寄与するものと思われる。
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