研究課題/領域番号 |
18K04408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
尾崎 則篤 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (50294541)
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研究分担者 |
金田一 智規 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (10379901)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 下水処理場 / 生物検定 / 余剰汚泥 / コンポスト / リスク / 最初沈殿池 / 毒性評価 / 毒性 / 下水道 / 流入 / 生活排水 / 路面堆積物 / 疎水性有機物 / microtox / umu |
研究成果の概要 |
本研究の目的は分流式下水道に流入する汚水のリスク物質-生物検定によって得られた毒性量について発生源を知ることである。処理プロセスを通した比較の結果として,違いの原因は雨天時流入ではなく,また生活様式でもないことが明らかとなった。すなわち生活系の流入毒性負荷はいずれの処理場でも大きな違いはないことが明らかとなった。そこで処理場ごとの処理プロセスの違いを検討したところ,毒性が高いところと低いところでは,最初沈殿池の運用の有無に違いがあることが分かった。詳細に検討したところその最初沈殿池より発生する固形物の毒性負荷が最終の,余剰汚泥の負荷を増大させている可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は生活排水に起因する下水汚泥の緑農地還元というかたちでの再利用におけるリスク因子を特定したことである。生活排水は下水処理過程において適切に処理され再利用汚泥としてもそのリスクは大きく低減される。一方最初沈殿池において沈殿した,生物反応プロセスを経ていない固形成分はその生物検定値が低減しない結果として,重量あたりのリスクは大幅に異なる点を指摘したことがその学術的・社会的意義となる。
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