研究課題/領域番号 |
18K04417
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
一ノ瀬 俊明 国立研究開発法人国立環境研究所, 社会システム領域, 主幹研究員 (30231145)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | モバイルセンサー / モニタリング / 気候 / 人体生理 / IoT |
研究成果の概要 |
モバイルセンサーを用いた気象要素と人体の生理的反応に関するポータブル型環境モニタリングを実施すべく,先行研究で開発されたシステムの改良を行った.モバイルセンサー計測データリアルタイムシェアリングシステムの設計について,コストとベネフィットを指標にした代替案同士の比較検討結果をもとに,熱環境計測ユニットの試作品を完成させた.コロナ禍の影響により,フィールドでの検証を十分行えなかったため,太陽放射の少なからぬ部分を占める近赤外領域の体感温熱環境影響についての検討を行った.可視領域のみならず近赤外領域までを含めた色彩別の反射率25%の違いは,夏季晴天時おいて約15℃の温度差をもたらしていた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
屋外快適性を高めるための街区や建築のデザインを属地的に実現するための(高空間・高時間解像度)基礎データとして用いることができる.また,市民参加型の近隣環境モニタリングシステムとしての活用も期待できる.そのシステムを試行する段階で,モニタリングデータをリアルタイムで利用者がシェアするフィードバックシステムを構築することにより,環境そのものへの市民啓発,地方自治体における近隣環境政策への貢献も期待できる.さらに,収集されるビックデータを用いたローカル・リアルタイムでのリスク情報共有に関する社会実験や,都市街区デザインについての指針づくりにもつながるものと思われる.
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