研究課題/領域番号 |
18K04420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22060:土木環境システム関連
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研究機関 | 京都大学 (2019-2020) 国立保健医療科学院 (2018) |
研究代表者 |
越後 信哉 京都大学, 工学研究科, 准教授 (70359777)
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研究分担者 |
小坂 浩司 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (60370946)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | おいしい水 / 残留塩素 / カルキ臭 / 次亜塩素酸 / 次亜臭素酸 / カーボンフェルト電極 / 遊離残留塩素 / クロラミン / 水道水質 |
研究成果の概要 |
水道水の顧客満足度を改善するためには,浄水プロセスでの極限までの塩素消費量の低減と,配水システム内での高感度のモニタリングが必須となる。本研究では上記の技術ニーズのうち,まず,後者に注目し,これまで不可能であった0.001 mg/Lの濃度レンジに対応した高感度かつ高選択性の残留塩素モニタリング技術について比較検討を行い,目的に応じた技術の選択方法に整理するとともに,残留塩素濃度を低くした場合,次亜臭素酸として存在する可能性を指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は以下のように整理できる。(1)水道水水質管理の高度化のために,0.001 mg/Lの濃度レンジに対応した高感度かつ高選択性の残留塩素モニタリング技術を提案した点,(2)また,この方法を応用して,水道水のカルキ臭の測定技術を提案した点(バブリングによるトリクロラミンの選択的除去),(3)低残留塩素条件下では,次亜塩素酸ではなく次亜臭素酸が存在する可能性があり,次亜臭素酸の消毒剤のとしての機能をより詳細に評価することの重要性を指摘した点。
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