研究課題/領域番号 |
18K04434
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
中原 浩之 長崎大学, 工学研究科, 教授 (60315398)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | CFT柱 / CFT指針 / せん断耐力 / 長方形断面 / 正方形断面 / コンクリート充填鋼管 / せん断破壊 / ダイアフラム形式 / CFT指針式 / 局部座屈 / 長方形CFT / 正方形CFT / コンクリート充填鋼管柱 |
研究成果の概要 |
24体のコンクリート充填鋼管(CFT)柱の実験試験体を作成し,繰返しせん断力を載荷した.CFT柱は,せん断破壊が先行するようにせん断スパン比を0.6と小さく設定した.断面形状は,いずれもせいが150mmの長方形と正方形である.鋼管は,普通強度の市販のSTKR400を使用している.コンクリート強度も,CFTで通常用いられる40から50MPaとした.実験の主要パラメーターは,軸力比である. すべての実験結果は,計算上の曲げ強度時のせん断力を下回り,せん断破壊が先行するCFT柱の実験結果を蓄積することができた.実験の最大強度は,日本建築学会CFT指針のせん断耐力式で,安全側に推定できることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,長方形CFT柱と正方形CFT柱の試験体をそれぞれ12体ずつ,合計24体作成し,せん断破壊実験を実施することを計画し,予定通り実施できた.これらは,将来の日本建築学会コンクリート充填鋼管構造の設計施工指針の改訂時における,CFT柱のせん断耐力式の精度検証に必要な実験資料となる.本研究により,コンクリート充填鋼管構造の更なる発展に寄与することができた.
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