研究課題/領域番号 |
18K04446
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
寺西 浩司 名城大学, 理工学部, 教授 (30340293)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 材料分離 / 間隙通過性 / 高流動コンクリート / 骨材 / セメントペースト / チクソトロピー / AI / 粗粒率 / 機械学習 / 学習モデル / レディーミクストコンクリート / 製造管理 / 粒度分布 / 粗骨材沈降 / 細骨材種類 / スランプフロー / 回転粘度計 / セメント量 / 粗骨材量 / ブロッキング / 振動締固め / 調合 / 構造体コンクリート / ワーカビリティー / 調合設計 |
研究成果の概要 |
構造体コンクリートの材料分離に伴う品質低下を防止するコンクリート工事方法の確立を最終的な目的とした各種検討を行った。その結果、コンクリートの使用材料、調合および打込み方法が鉄筋間通過を伴う充填性、粗骨材沈降に対する抵抗性および鉄筋間通過時の粗骨材の分離に対する抵抗性に及ぼす影響を明らかにした。また、高流動コンクリートの鉄筋間通過を伴う充填性をJリングフロー試験のPJ値により良好に評価できることを示した。このほかに、マトリックスセメントペーストのチクソトロピー性を高める混和材を見出した。さらに、骨材の粗粒率を判定する機械学習モデルを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンクリートの材料分離は、これまで、使用するコンクリートのポテンシャルとしての材料性質のみに着目して議論されてきた。それに対し、本研究は、構造体コンクリートにおける材料分離の度合いやそれに伴う品質低下との関連において、合理的に材料分離の抑制方法を検討したところに学術的意義がある。また、材料分離が抑制された高品質な普通コンクリート・高流動コンクリートを製造・施工する手段を提供したところに社会的意義があるといえる。
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