研究課題/領域番号 |
18K04459
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
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研究機関 | 前橋工科大学 |
研究代表者 |
三田村 輝章 前橋工科大学, 工学部, 准教授 (10406027)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 調湿性能 / 換気カプセル法 / 湿流束 / 模型実験 / 現場測定 |
研究成果の概要 |
本研究では,換気カプセル法の原理を適用した調湿性能評価装置を開発し,模型実験による装置の基礎的な検討を行った。また,開発した装置を用いて実住宅における壁面での吸放湿量を測定し,測定位置や内装仕上げの違いによる吸放湿量の比較を行った。模型実験では,最も測定精度が高くなるカプセルの寸法とカプセル内の換気回数について試算した。実住宅における現場測定では,1日あたりの吸放湿量は,床高さの低い位置の方が吸湿量は大きく,放湿量は小さいことを明らかにした。また,内装仕上げの違いについては,ビニールクロスは吸湿と放湿を繰り返している様子を捉えたのに対して,珪藻土は常に吸湿し,その量も多いことを把握した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実建物における周壁からの吸放湿量を扱った研究事例は少なく,本研究で開発した調湿性能評価装置により,これまで困難であった居住住宅での周壁からの吸放湿の変化量や吸湿・放湿の向きを直接計測することが可能となり,実環境下での吸放湿の状況を詳細に把握することができるようになるため,今後の住宅居室における調湿性能評価の研究発展や室内環境の設計手法に寄与するところが大きい。
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