研究課題/領域番号 |
18K04469
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23020:建築環境および建築設備関連
|
研究機関 | 大同大学 |
研究代表者 |
岡本 洋輔 大同大学, 工学部, 准教授 (80612184)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 眼疲労 / 評価法 / 瞳孔径 / 光環境 / 照明 / フリッカー値 / 瞳孔 |
研究成果の概要 |
計50分間の視作業の前後および途中に,瞳孔径と主観的な眼疲労度の測定を行った.共に視作業前と比較して,視作業の途中および視作業後で有意に値が大きくなったことから,視覚的負荷が蓄積するほど瞳孔径は散大すると考えられる. 光環境特性別に視作業時の瞳孔径を測定した結果,照明光の波長分布が一様な場合より偏りがある場合で,照度レベルが普通より高い場合で,明と暗の切り替わりが遅い場合より速い場合で,低照度・低色温度よりも高照度・高色温度の環境で休憩した場合で,それぞれ瞳孔径がより散大する傾向がみられた.従って,これらの光環境下での視作業は視覚的負荷が高い可能性が考えられる.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代生活において眼は,昼夜を問わず,照明光だけでなくパソコンやスマートフォンのディスプレイ光など様々な性質の光に暴露されている.しかしながら光の特性が眼疲労に及ぼす影響については科学的に明らかにされていない部分が多い.本研究成果である瞳孔径の観察による眼疲労評価手法は,被験者に特段の作業や応答を求めることなく,客観的かつ低被験者負担で光環境の視覚的負荷を評価できるものであり,眼への負担が少ない,快適で健康的な生活環境の実現に貢献できると考える.
|