研究課題/領域番号 |
18K04508
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
金多 隆 京都大学, 工学研究科, 教授 (10301243)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 建築生産 / 官民連携手法 / 建設プロジェクト / 建設マネジメント / 国際化 |
研究成果の概要 |
本研究課題では海外建設プロジェクトの官民連携手法を調査してきた。その中で、発注者の意思決定は設計変更の発生や細部の決定の遅延に関わり、プロジェクトの進行に大きく影響するため、日本と海外の発注者がプロジェクトのリスクをどのようにとらえ、対応するのかの把握が重要であると考えた。そこで、代表例として日本と米国の工事請負契約約款の比較、および両国の複数の建築プロジェクトにおける設計変更・追加予算承認プロセスの比較分析を行った。比較分析の結果、日本側の問題点として①設計変更のリスク分担の曖昧さ、②契約図書中に確定した仕様と暫定仕様が混在していることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、わが国の建設関連企業が今後とも海外建設プロジェクトで活躍できるようなリスクマネジメントの基礎的考察を行った。これまでの国際化戦略は、設計事務所による設計、建設会社の請負による施工というように、固定的な業務分担を前提にしており、市場開拓の上でも経営的にも限界にきている。世界的に新たな官民連携手法が模索されている中で、その動向を把握して、わが国の建設関連企業の強みを活かす方策が求められている。本研究課題では、発注・契約方式の多様化をふまえて、新たな業務分担関係を構想しつつ国際化戦略を検討したところに特色がある。
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