研究課題/領域番号 |
18K04509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 協太 筑波大学, 芸術系, 准教授 (40434980)
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研究分担者 |
亀田 尭宙 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 特任助教 (10751993)
包 慕萍 東京大学, 生産技術研究所, 協力研究員 (40536827)
甲山 治 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (70402089)
柳澤 雅之 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80314269)
宇野 朋子 武庫川女子大学, 建築学部, 准教授 (90415620)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ヴァナキュラー建築 / 市街地 / 3Dモデル / LiDAR / フォトグラメトリ / メタバース / 気候応答型 / 居住環境 / 生活パタンモデル / シミュレーション / データベース / 気候応答 / ヴァナキュラー建築/民族建築 / デザイン実践 / スリランカ / 適正技術 / インフォーマル居住地 / コロンボ(スリランカ) / コロンボ / 気候適応 / 地域と科学の知の統合 |
研究実績の概要 |
今年度はデータベースのコンテンツ開発を中心とした。ネパールの歴史都市パタンのマンダパ(東屋)の3Dモデルの作成をおこなうとともに、スラバヤ・エコハウスの環境測定、および、既存の建築および建築と街路の集合からなる市街地について、現在の物理的構成を包括的かつ精度高く記録した3Dモデルの構築等を進めた。3Dモデルの構築は、LiDARによるレーザー測量と、フォトグラメトリの2つの方法でおこなった。コロナ禍で移動の制限される状況であったことから国内の歴史的市街地である水戸を対象として、建築と街路各部のデータの収集・3Dモデルの生成、3Dモデルの修正および統合をおこない、街区スケールで複数のモデルを作成した。あわせて、作業の分析をおこない、各作業の具体的手順と作業を進める際の判断基準とを、3Dモデルが現在の物理的構成の記録となることを主眼としてまとめた。さらに、データベース利用者が、建築および市街地の現在の物理的構成の記録である3Dモデルを観察し、空間と景観を体験して、建築および市街地の特徴をバーチャルに理解するインタフェースとして、3Dモデルをもとに水戸の歴史的市街地のメタバースを構築した。加えて、メタバースを用いた以下の実践をおこなうことで、建築および市街地の物理的構成を記録した3Dモデルをメタバースで利用することは、建築および市街地の物理的構成についての理解を実地での観察に近い形でもたらすとともに、既存の建築や市街地を前提として気候応答型の居住環境をデザインする上で有用なツールとなることが確認された。具体的には、はじめに、3Dモデル化されたバーチャルな水戸の歴史的市街地をメタバースを用いて遠隔地から観察し、その特徴を把握した。続いて、把握された特徴を基に提案された市街地改変のデザインを組込んで更新した市街地の3Dモデルのメタバースの中を移動し、市街地の空間と景観の変化を評価した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルスの影響により海外への渡航とフィールド調査が困難な状況があった。加えてフィールド調査の主要対象地であるスリランカでは、年度当初から中頃まで政情不安があった。そのため、対象地であるコロンボの歴史地区を実際に訪れて、気候応答型デザインを用いて建設された建築と街路の環境を測定するとともに、行動観察と居住者へインタビューをおこなうことが今年度はできず、次年度へ実施を後ろ倒しすることとした。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は新型コロナウィルスの影響による渡航、調査の困難はない。また、スリランカの政情不安も解消されている。コロンボ歴史地区での環境測定、行動観察、インタビューをおこなってデータを収集し、データを分析した結果をまとめる。
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